ツダナナフシは◯◯しか食べません。
2019年11月05日
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エサ展@竜洋昆虫自然観察公園
石垣島や西表島にしか生息していない日本最重量のナナフシ
ツダナナフシ
ツダナナフシ
でかいし、ブリキのおもちゃのようなフォルムだし、
触ると背中から白い毒液を噴射するといういろんな魅力を併せ持つ素敵昆虫。
葉っぱにこんな感じで隠れてたりするのでよーく見てみてください。
このへんにいるナナフシモドキやエダナナフシなんかは
サクラ、クヌギ、バラなどいろんな木の葉っぱを食べてくれますが
このツダナナフシは1つの植物しか食べません。
それがアダンです。
よく「アロエ?」って聞かれますがそっちじゃないです。
アダンです。
一昔前に中島みゆきさんが「阿檀の木の下で」という歌を歌っていましたが
そっちのアダンです。
このアダンは当然のように沖縄の方(トカラ列島以南)にしか生えておりませんので
当園ではこのツダナナフシのためだけに昆虫館の裏で
さりげなくわさわさとアダンを育てています。
こんな感じ。
触るとトゲにやられてすっごく痛いので触らないでね。
スタッフはいつもヒーヒーいいながら彼女たちのためにアダンをとりに行ってます。
ちなみにツダナナフシはメスだけで卵を産めちゃうのでメスしかいません。
ケース内によく見ると卵が転がっているかもしれませんので
そこもぜひご注目。
糞に混ざってこんなのが落ちてたらビンゴ!(卵!)
ケースの後ろにもアダン展示中。
触らないようにお気をつけください。